ポレスデンレーシー Polesden Lacey:2012/4 [登山・ウォーキング:イギリス]
暖かった3月のあとの雨の多い4月。サリーのポレスデンレーシーへ散歩にでかけた。
冬の間は、ナショナルトラストのプロパティーも建物が閉まっているところが多く、天気もよくないのであまり外に足は向かない。今年は3月が妙に暖かかった。4月に入ってから、ちょっと天気が不順になったが、良い日を見計らってポレスデンレーシーに向かうことにした。
この邸宅プラス大きな庭園のナショナルトラストは、ロンドンから近いこともあり、来場者数で最も人気があるプロパティーの一つらしい。ロンドンからは車で40分ほどでアクセス可能。キングススピーチの映画に出てきたジョージ6世が新婚旅行で訪れたことでも知られている。
春は水仙から始まり、この季節はチューリップの季節。そこら中の花屋でチューリップが安っ!と思ってしまうような二束三文の価格で売っているのだが、ポレスデンレーシーでもチューリップが満開だった。
一言でチューリップといっても色といい、形といい、こんなにあったのかと思うほど種類が多い。チューリップのお面のモデルは、これっだったのねと納得しながら、チューリップの間を散策。
一番最初は1336年に建てられたそうだが、現在の建物は1920年頃に大規模な再建されたらしく、この類の邸宅の中では新しい。春から秋にかけては、内部も見学することが可能。(写真は撮り忘れました。)多分にもれず、所有者は海軍のお偉いさんだったり、劇作家のリチャード・シェリダンであったり、オーナーはそれぞれの経済状況に応じて、時代ごとに移り変わっている。
敷地はとても広く、ゆっくり歩けば1時間くらいかかる。邸宅の周りは手入れが行きとどいた庭園が広がっている。
もしや庭師や使用人の家なのか、それでもこんな立派な家に住めるなら是非。
奥に進んでいくと、もう終わってしまっていたが桜林と思しき、エリア。東屋などもあってかなり広い。謎の現代アート的な球体もあり不思議な空間。
邸宅は丘の上に建っており、目の前に谷と丘が広がっている。この季節は柔らかい黄緑色が綺麗だった。以前秋の夕方に訪れた時は丘が金色に染まり、息をのむ美しさだった。季節によって、それぞれ顔を持っている。
たいていのナショナルトラストにはレストランがある。レストランといってもセルフサービスの簡単なものだが、地元の野菜や肉を使った料理がおおく、まあまあ(?)美味しい。自転車の籠に野菜を盛った特徴的なディスプレイ。
そしてこのプロパティは、園芸ショップも充実していた。
ディスプレイが洒落ていて、将来庭を持った時の参考に。いつになるかは分からないものの、とりあえず。
ロンドンから近く、季節それぞれの楽しみを見つけられる。人気があるのも納得。自分たちにとっても午後になって天気が良くなり、ちょっと出かけたい時などにちょうど良い距離。また違う季節に訪れたい。
(おわり)
以前からずっとここに行ってみたいと思っているのですが、わが家からはちょっと遠くてなかなか・・・。うらやましいです。チューリップが本当にきれいですね。しばらくご無沙汰しているナショナル・トラストですが、夫の誕生日を機にまた会員になろうかと思っているので、来年あたり訪問がかなう・・・かなぁ?
by Sparky (2012-07-16 19:03)
会員になったころは、元をとらなくては。。と無理やり色々行っていましたが、今は自然体(?)で楽しんでます。ここは四季それぞれ、楽しめると思います。あ、真冬は何もないかも。。ですが。
しかし、ここのところの天気は異様ですね。イギリス在住歴ウン10年の日本人の方も、ワーストの天気だとおっしゃっており、スカッとした夏希望です!
by hiko (2012-07-17 06:44)