ツェルマット Zermatt (2) ゴルナーグラート : 2011/12 [登山・ウォーキング:ほか海外]
マッターホルンを眺めながらのスキー。やっと晴れたスキー日和、3000mの雪の世界へ。
アルプスを眺めながらのスキー。特別スキーが得意なわけでもないが、マッターホルンを眺めながらスキーができるなんて、聞くだけで涎が止まらない。これは行っておかないと、一生後悔すると思い、12月にスイスのツェルマットへ向かった。
ツェルマットはどこの空港からもちょっと遠い。今回自分たちは行きはチューリッヒ、帰りはミラノを利用したがどちらからも電車で3時間以上は掛かる。
パッとしない曇りと吹雪の天気が続いたあと、快晴の日はやってきた。
泊まったホテルは街のはずれで、閑散期でもあり、部屋からマッターホルンが正面に見えた。朝、カーテンを開けるとこの景色が目に飛び込んできた。思わず、やった!と叫んでしまう。
早速、準備をして登山鉄道でゴルナーグラートへ。車窓から、顔を覗かせるマッターホルンを眺めながら感無量。ああ、きてよかった。
マッターホルンは標高4,478m。アルプスで一番高い山はモンブランで、他にも高い山は沢山あるが、この形から知名度は抜群。なんせ、日本のマッターホルン(槍ヶ岳)、上越のマッターホルン(大源太山)ほか奥美濃のマッターホルン、などなど日本中にマッターホルンがたくさんあるくらいなのだ。ちなみに1865年に初登頂したのはイギリス人のウインパー、こんなところにも顔を出すのがイギリス人なのだとつくづく感じる。山がない国なのに、エベレストといい、マッターホルンといい、19、20世紀のイギリス人は縦横無尽。
まだ滑っているひともいないゲレンデを逆走している人がいた。クロスカントリーのトレーニングなのか。
ゴルナーグラートの展望台からは早くもスノーボーダーが滑り出していた。
列車が到着したばかりの山頂駅は人で、ごったがえしていたが、みんな準備を済ませるとさっといなくなってしまう。年配の人も多いが、ヘルメット着用でピシッと格好良いひとが多い。やはり赤いウェアを着ているととたんに上手にみえる。
ゴルナーグラートの展望台はホテルになっていて、ここに泊まることも出来る。建物のドームは天体観測にも使っているそうだ。
快晴の青い空の下、白いゲレンデは素晴らしい。ツェルマットのスキー場は大きく分けると、このゴルナーグラート、スネガエリア、シュバルツゼーパラダイスの三つと、イタリア側があり、それぞれ違った眺めがあり楽しいのだが、ゲレンデについては適度な傾斜があるゴルナーグラートが一番楽しくお気に入りだった。
前日までは真っ白な中をひたすら滑っていたのだが、天気が良いとこうもちがうものか。神様ありがとう!とテンションが上がる。
ゴルナーグラートを満喫し、次はシュバルツゼーパラダイスへ向かった。 (つづく)
冬のツェルマットも素晴らしいですね。
行きたい! 目に毒です。 (笑)
by Jetstream777 (2012-05-21 12:48)
立ちたい!
あの頂上に。
無理無理!
by 山子路爺 (2012-05-21 16:14)
>Jetstream777さん、
夏とは雰囲気だいぶ違うのでしょうね~。白いマッターホルンは
最高でした。
僕は逆に夏にもいってみたくなりました。笑
>山子路爺さん、
あの頂上は遠すぎて、登ってみたいという気すら起きませんでした。笑 クライミングの経験を積んで、ガイド付きなら全く不可能ではないらしいですが、とてもとてもです。
by hiko (2012-05-22 05:40)