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2007/12/27:大菩薩嶺(2,057m) [登山・ウォーキング:日本]

この年は、いつもより早く休みが取れた。とはいっても何処に行く当てもない年末。快晴の平日、富士山を見に行った。

     RIMG2110.jpg

<コース>
大菩薩登山口―上日川峠―大菩薩峠―大菩薩嶺ー丸川峠―大菩薩登山口


9:00 大菩薩峠登山口

大菩薩嶺、日本百名山で、富士山が間近に見える場所だが、夏山シーズンの快晴の日には、勿体なくて足が向かない。八ヶ岳、北、南アルプスと魅力的な山々が回りにあるからだ。でも冬の快晴の日に出掛けるにはもってこい、ここだー!と思い朝一で向かった。

最寄りの駅を始発で出れば、ちょうど良い時間の100円バスに間に合うはずだった。ちょっとスタートが遅れ、2本目で塩山に向かう。が、塩山到着は無情にもバスの10分後着。次のバスまで大分時間があり、この時期1時間はとてつもなく貴重なので、やむなくタクシーで向かう。3,000円なり。なんと30倍の交通費!痛いが致し方なし。


10:40 福ちゃん荘

夏の間は、車で上日川峠まで行けるのだが、今は冬。登山口からの車道歩きが1時間半くらい続く。歩き出してちょっと過ぎ、振り返るとアルプスがくっきり。タクシーの運転手さんが明日から崩れるらしいと言っていたが、今日はまだまだ大丈夫のようだ。

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しばらく車道を歩いた後、車道と並行している山道をテクテク歩く。このあたりは展望もなく、黙々と歩くのみ。1時間40分くらいで福ちゃん荘に着いた。平日でバスの時間とずれてしまったせいか、この間で誰とも出会わず。

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福ちゃん荘からほどなく、富士見山荘近辺。このあたりから、富士山が登場する。雲ひとつなく、空が眩しい。

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11:25 大菩薩峠

あまりにも雲がない空もちょっと野暮ったいが、さらに進むと飛行機雲が一筋きれいに見えた。そういや、西日本方面へ飛行機でいくと、左側に富士山が綺麗にみえたなぁー。空には少しくらいアクセントがあった方が良い、なんていうのも晴れているからの余裕か。道は少し雪があるが、歩きやすく快調に進んだ。

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気分よく進むと大菩薩峠に着いた。ここは青梅街道の峠で、実際の峠は手前の賽の河原付近だそうだが、車が無かった時代は移動する人も稀で、稀な人も徒歩で移動、つくづくこの200年の変化は激変なんだなぁーと峠に来るたびに思う。いつか旧街道を歩くなんてこともしてみたいが、もうちょっと年をとるまで取っておこう。

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12:20 大菩薩嶺

この先尾根伝いに歩く。風はちょっと出てきたが特に問題は無い。遮るものはないので、景色もすこぶる良い。いつも稜線を歩くときは何も考えないような気がする。
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左側にずっと富士山を見ながら進むと大菩薩嶺についた。ちなみにここには、標識が一本立っているだけで展望もなく、寂しい山頂だった。

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13:20 丸川荘

下りの道をどちらに取るかはちょっと迷った。来た道を戻るか、唐松尾根を下るのか、丸川峠に進むのか。山頂付近に3、4人、人がいたので話を聞いたみたが、丸川峠から登ってきた人も下って行く人もいなかった。道の状態がどうなっているかは分からなかったが、とりあえずアイゼンも持ってきていたので丸川峠に進んでみた。こちらは表と打って変わって、樹林帯の中のウネウネした道で、きちんと踏み跡があったので迷うことはなかったが、ちょっと雪が積もってトレースが消えると簡単に迷いそうな気がする。北側斜面はところどころ凍っているところもあったので、慎重に進んだ。(結局、今回はアイゼン使用せず。)

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丸川荘あたりからは、ちょっと違った富士山が見えた。

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ここからは雪の無い樹林帯をずっと下り、15時くらいに登山口についた。今度はしっかりと100円バスに乗り、塩山駅に向かった。途中、大菩薩の湯で大勢の年配の方々が乗り降りする中で、年配の運転手さんと年配のお客さんのやり取りが、とても新鮮だった。平日の午後、時間は色々な過ぎ方をしていることがわかり、とても満足だった。

(おわり)

 


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