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2008/07/18:鳥海山(2,236m) [登山・ウォーキング:日本]

今までの山行は、いつも一人か二人で出かけていた。今回は、3連休を利用して、初めて家族3人と友達2人の計5人のグループで鳥海山に登ることにした。(今回はA君のナイスな一眼レフデジカメのお陰で、一部写真が高画質です。)

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<コース>
鉾立(象潟口)→御浜小屋→七五三掛→(千蛇谷コース)→大物忌神社→新山→大物忌神社→(外輪山コース)→七五三掛→御浜小屋→鉾立(象潟口)


前日 羽田空港19:30

各自、仕事を終わらせて羽田空港に集合。一旦帰る時間が無かったので、でっかいザックを背負って出社し、こっそり保管。スーツには似合わないが、出掛けに革靴からスニーカーに履き替えて、空港に向かった。金曜日の疲れたリーマン(自分含む)の群れを見ながら、「今日の俺は君らと違ってこれから山に向かうのだ!」と若干の優越感に浸りながら、モノレールに乗り、無事空港へ着いた。みんな首尾よく到着し、空弁とビールを買って飛行機へ。秋田には1時間かからず、あっと間に到着した。


7:10 鉾立

コンビニで食料を調達し、車で鉾立登山口に向かった。天気予報では一日曇り。下界は曇っていたが、雲を抜けると鉾立の駐車場は晴れており、テンションは高まる。身支度を整えて出発した。

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最初は石段の道をテクテクと登る。階段は疲れるので、自然と我々の行列は左端に。

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7:30 展望台

20分ほど歩くと展望台に到着。海側は雲に包まれているが、山側は渓谷の向こうに鳥海山がクッキリと見えていた。奈曽渓谷というこの谷は、300m以上の深さがあるらしく、見ているだけでちょっと怖くなるような圧倒的な谷だった。

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8:20 賽の河原あたり

ちょっとした登りを過ぎると、賽の河原とよばれている湿地帯に出るので、ここで一服。
この辺りは、雪渓と水が豊富でこの辺りから、ニッコウキスゲやチングルマ、シオガマなどが顔を出し始めた。一応水場マークは地図上あるのだが、流れている沢しか見当たらず、水を汲むのを諦めた。中学校のころ林間学校で「山の水は、まさに湧いているそこからしか汲んじゃいかん!」と先生が言っていたのを今でも守っているため、僕は山の沢で水が汲めない。吹浦口方面の雪渓を登っている人がいた。彼らは一体どこに行くのだろう。

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9:10 御浜小屋

賽の河原から一登りすると御浜小屋に到着。目の前には、鳥の海という湖があり、ここでまた一服。ちょっとガスがかってきた。

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このあたり、ちょうどシーズンで花が美しい。ニッコウキスゲの群落が、そこかしこにある。

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そしてニッコウキスゲに群がるカメラ小僧たち。

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そして一旦下って登り返して「七五三掛」に向かう。ちなみに帰ってから調べるとこれは「しめかけ」と読み、神社などの「しめなわ」の意味だそう。ずっと「もうすぐ、しちごさんかけだ!」とか、「しちごさんかけで分岐だね。」とか話していた。この辺りではまだ山頂は見えていた。

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更にニッコウキスゲ。ちなみにニッコウキスゲと北海道でたくさん見ることが出来るエゾカンゾウ、同じに見えるのだけど名前が違うので、違う花なんだろなぁと漠然と思っていたが、帰ってネットで調べるとどちらも同じユリ科の非常に近い親戚だそうだ。朝咲いて夕方しぼむ一日花らしく、これだけ一面ビッシリと咲くには今日見えている何倍もの花が潜んでいると思うと不思議な感じがする。

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10:40 千蛇谷

七五三掛で千蛇谷コースに向かう。

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千蛇谷は1年中雪渓が残っているところで、しかも結構長い。雪渓にはロープが張ってあり、迷いづらくなっている。雪の上だけあって下からの空気は涼しいのだが、雪の上は歩きづらく日も出ていたので結構疲れた。右岸から左岸に渡り、もう一度右岸に渡って最後の登りに向かう。

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12:00 大物忌神社 

大物忌神社の前は、たくさんの人が昼ごはんを食べていて賑わっていた。ここにザックをデポして山頂に向かう。ここからの道は打って変わって、岩場の道になった。

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特別危ないと感じるところは無く、地元の公民館の行事で登っている子供たちともたくさんすれ違った。
                  
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12:30 新山山頂

最後に岩の合間を抜けてちょっと登ると、山頂についた。あいにくながら、周りは真っ白シロスケでちょっと残念。しかし、今日は一人登山ではないので、真っ白の山頂でも、仲間と登った充実感があった。満足して下山開始。

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13:00 再び大物忌神社

岩場を下っていると子供たちに追いついた。彼らは歌いながら歩いており、とても元気が良い。その中、崖の上で女の子が歌っていたのは、「♪ポーニョ、ポーニョ、ポニョ」のあの歌だった。

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大物忌神社の前で昼飯を取り、大休憩。カップラーメンも、みんなで食べると美味い。ゆっくりと休んだ後、外輪山コースに向かう。ここで浮石の上に乗ってしまい、ズルッとこけた。幸い大した怪我はしなかったものの、浮石に乗ってしまうと、どうしようも無く、滑落をするときはこんな感じでしてしまうのかなと思い、気を引き締めた。外輪山コースは、晴れていれば眺めは良いのだろうが、あいにくながら全てはガスの中。

下山中 

七五三掛からは来た道を辿る。久しぶりに長時間歩いたので足が棒のようになり、鉾立駐車場は見えてからが、まだまだ遠かった。のんびりと霧の中の花を眺めながら歩いていたら、鉾立についたのは17時近かった。

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これまでの山はいつも一人か二人だった。今回グループで登ってみて、気の置けない人たちと登る山は楽しいもんだということを知ってしまった。なかなか予定を合わせるのは大変なことだが、また今回のような山行を是非ともやりたいなと思った鳥海山だった。

そして翌日、「鳥海山を深く知る企画」で、鳥海山の伏流水が染み出している元滝に行って、マイナスイオンをたっぷり浴びた。

       IMGP9782.jpg

おわり


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