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2006/08/06:甲斐駒ケ岳(2,967m) [登山・ウォーキング:日本]

(引き続き2年前の山行記録です。) 

1日目に戻る(仙丈ケ岳) 

川のすぐそばにテントを張っていたので、せせらぎの音で目が覚める。(小仙丈から甲斐駒望む。)

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<コース>
北沢峠→仙水峠→駒津峰→(直登コース)→甲斐駒ケ岳→(巻き道)→駒津峰→双児山→北沢峠


4:00 北沢峠キャンプ場

真っ暗な中、パンとスープの朝食と川で冷やしたゼリーを食べて、出発。テントは帰りにピックアップするので置いていく。夜明け前の樹林帯は道が分かりにくいので、慎重に進む。仙水小屋を超えると、石が累々と積み重なっている道に出た。そこで30人くらいの団体さんを追越したので、自然と小走りになりながら進む。


4:50 仙水峠

段々と白んできて、仙水峠あたりで大分明るくなってきた。ここから急登の道を一気に登る。この頃は、毎週のように山に行っていたので、急登でもガシガシ登れた。ガシガシ登っている僕らを見て、おっさんが「あんな風に頑張ってると、そのうちヘバッって登れなくなるぞ。」なんて、言っているのが聞こえたが、へっちゃらだった。(今は間違いなく、ムリ!)

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ちなみに、八ヶ岳やこの辺りで、よく見るこの鳥。名前は分からないのだが、突然けたたましい声で鳴くので、いつもビビルのだった。

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6:05 駒津峰


急登を登りきり、樹林帯を抜けると間もなく、駒津峰に到着。アサヨ峰の向こうには、北岳がくっきりと見えており、今日も快晴なのであった。朝の薄い水色の向こうに見える淡い山の色は、爽やかで気持ち良い。ここから眺める甲斐駒は、どこを登ればよいのだ!?うーん?と思うくらい、急な絶壁に見えた。ここで一服休憩。

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反対側には、長谷村からのバスでギザギザした山容がとても印象的だった鋸岳方面も、美しく見えていた。

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6:40 六万石


でっかい六万石の横を過ぎると、ルートが二つに分かれる。直登コースは地図上点線だったので、ちょいと不安だったが、ドキドキしながらこちらを選んでみた。スタート直後にでかい岩など2箇所ほど「おおっ!」と思うところもあったが、そこを過ぎれば特に難しい場所はなかった。ちょっとした岩場を高度をグングン上げながら登るのは、好きなので快調に進んだ。

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来た道を振り返ると昨日登った仙丈ケ岳もドシンと構えていた。山頂に近づくにつれて、白い砂と白っぽい岩が目立ってきた。

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7:30 甲斐駒ケ岳山頂

山頂手前は若干急になり、砂地の道はすべるので注意しながら進むと、ひょこっと山頂に着いた。山頂は広いのでゆっくりできる。南アルプスは北岳の向こうに、塩見岳などいつか行って見たい南アルプス核心部まで見えていた。仙丈ケ岳も意外に遠く見え、人間の足もなかなかやるじゃんと思った。

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八ヶ岳はラピュタのように浮かんで見えた。山頂は、神社や祠が多くあり、改めて修験道の山なんだなと思った。

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8:10 下山開始

軽くゼリーを食べて、下山開始。巻き道の方は砂っぽい道をジグザグに進んでいく。やはり砂地なので、すべる。摩利支天の方に行き過ぎないように1箇所だけ注意が必要。 

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だんだんと増えてきた人が連なっているのを眺めていると、僕の頭の中には「月の砂漠」が流れてきた。

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ここから先の道は、道が細めなので団体さんと多数すれ違うために、10分くらい待ったり、小走りで登ったり、図らずも緩急をつけながら進むことになった。六万石で登りに使った道と合流し、下りは双児山経由で下った。日が高くなってくると、相変わらず下りが辛くなるが、今回はそれほど辛くなる前に、北沢峠に到着。テントを撤収して、長谷村にバスで下った。よくゆれる車中では、何度もガツンと頭を窓にぶつけながら、爆睡を続けた。

その後、高遠で日帰り温泉施設に寄って、伊那インター経由で帰った。北沢峠に行くには、よく考えたら長谷村よりも広河原から向かったほうが関東から断然近いし、安い。なんで俺は今、伊那にいるんだぁ、アホだなと思いながら、諏訪湖を眺めて安全運転で帰った。なにはともあれ、初めてのテントで天気に恵まれ、大満足だった。


 


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コメント 2

なる母

hikoさん
こんばんは

まあ、hikoさんがいらっしゃる時はいっつも、見事なお天気。
うらやましいいい。
こんな良い天気のなかを歩いたり、テント泊したり
さぞ、さぞ「チョー気持いいいい」かったことでしょ。

書き込みから、ぐいぐい伝わってきます。

私共は遠くに行かれないので沢歩きで我慢してるのです。
たまには森林限界を超えてあるきたいなって
ヨダレ垂らしてよんでいますよ。

次を楽しみに待っています。
by なる母 (2008-09-11 21:56) 

hiko

なる母さま、こんばんは、

天気の良い日は本当に「何も言えねぇ。。」です。
いつも天気が良い日ばかりではないのですが、その分
晴れると最高ですね。

このブログ、個人の備忘録のようになってしまっているので、
コメント頂けると、とても嬉しいです。ありがとうございます!

まだたくさんアップしていない山行があるので、なるべく綺麗な
写真を載せられるようにしていきます。

では、また!
by hiko (2008-09-15 21:13) 

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