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2007/8/25~26:鳳凰三山(2,840m) [登山・ウォーキング:日本]

本当は北岳に行こう!と思って家を出た。金曜日の会社の飲み会でも、飲みたいのをこらえて「明日、北岳に行くので。今日はウーロン茶で我慢します!」との僕の言葉に、「来ただけかいっ!!」と先輩のシャープなツッコミを頂いたのに、、、
(今回カメラのレンズが汚れており、ほとんどの写真の右下が曇ってます。)

        

<コース>
1日目:夜叉神峠→杖立峠→南御室小屋
2日目:南御室小屋→鳳凰三山→高峰→白鳳峠→広河原


<1日目>夜叉神峠→杖立峠→南御室小屋

7:45 芦安市営駐車場

久しぶりのアルプス。全国的に快晴が間違いない週末に、前から行きたかった北岳に行こうと思い、5時ごろ家を出ていつものレンタカーで、芦安へ向かった。なんだか空いているなーと思いつつ、駐車場に車を置いて、バスか乗り合いタクシーで広河原へ行こうと思っていると、「バスは5分前に出た。」とのこと。じゃ、タクシーで行くかと思ったら、広河原への道は10:30まで何人たりとも通れないと警備員のおじさんがニッコリ。「ぬかった!!」。交通規制があるとは知っていたものの、乗り合いタクシーもダメとは、事前調査不足だった。次のバスを待つと広河原着は11:40。。。それならもっと寝てればよかった。。。そもそも12時では小屋着17時過ぎになってしまう。。。そんなのって。。。
待つか行き先変えるか、作戦会議の結果、夜叉神峠から鳳凰三山に向かい、広河原に降りることにした。


9:50 夜叉神峠

気を取り直して、スタート。最初は樹林帯の歩きやすい道を黙々と進む。1時間弱で夜叉神峠に到着すると、向かい側に白峰三山がババーンと見えた。
                        


12:00 ひたすら登り中

天気がとても良く、ひたすら登って登る。久しぶりのテント山行で、しんどい上に、ジリジリ背中を炙られ、暑い。
たまに振り返ると富士山や、南アルプスの遥か深くが見えるのが、救いだった。
13:05に苺平にやっと到着。

             RIMG1880.jpg


13:30 南御室小屋

小屋着。まだ早いので、もうちょっと行きたいのだけど、この先の薬師岳小屋はテント場が無いので、今日はここまで。テント場はガラガラで、一段高いところにテントを張ることができた。南アルプスのテント場は何が良いって、おいしい水が豊富にあるのが、良い。おいしい水がたくさん近くにあると思うだけで、幸せな気持ちになれるのだ。下も砂地で気持ち良く、だらだら本を読んだりして夕方まで過ごして、早めに寝た。

                             RIMG1885.jpg
                             画像 018.jpg


 <2日目>南御室小屋→鳳凰三山→高峰→白鳳峠→広河原

5:00 夜明け

早起きして4:30頃に出発。少し歩くと、夜が明けてきた。今日も快晴、素晴らしい。

     画像 024.jpg

     RIMG1914.jpg


5:45 薬師岳小屋近辺

朝はひんやりしていて、歩いていて気持ち良い。他の山には無い白い砂と不思議な形の岩を見ていると、異次元にきたような気持ちになって、ザックは重いのだけど疲れを感じない。

               RIMG1926.jpg


5:55 薬師岳


そして、更に進むとあっという間に薬師岳山頂。天気良くて言う事ありません。

                RIMG1933.jpg

ここからは、白い砂の上をずっと稜線歩きで気持ちよい。最初に行くはずだった北岳もすぐそこに。是非、あっち側も縦走したいなぁと、次回構想を心に仕舞った。

                RIMG1936.jpg

6:30 観音岳 

前後左右が全部見える。とにかく空が青い。紫外線もすごいんだろうな。いつもこんな天気だと良いのに。

                RIMG1944.jpg

地蔵岳と甲斐駒が見えてくる。甲斐駒は見る向きによって形が全然違う。この向きもなかなか立派な山容だ。

     RIMG1946.jpg

八ヶ岳も蓼科も、綺麗だった。山の神様ありがとう。

     RIMG1950.jpg


7:50 赤抜沢の頭  

ここまで景色の素晴らしさにハイテンションで歩いてきたが、人間とは欲深いもので、すっかり日も高くなってくると、さっきまで天気の良さに感謝していた僕は、「ちょっと暑すぎるんじゃないの、この天気。」と思い出した。ずいぶん勝手だが、荷物は重いし、暑いのだから仕方がない。ここから先の道の辛さは、そんな僕への罰だったのかもしれない。オベリスクを右に眺めながら、高峰方面に向かう。

                RIMG1953.jpg

ここから先は人がガクンと減る。きっとみな、御座石鉱泉方面へ降りるのだろう。雲がかかってきた甲斐駒も、いとおかしだ!と思ったのもつかの間、下りの道が足に堪えてきた。

                RIMG1957.jpg


9:30 白鳳峠  

結構急な道を降り、白鳳峠へ。とにかく暑い。カンカン照りだ。疲れた、早く降りたいと思うことしきりだったが、こんなのマダマダ序の口だった。

                RIMG1959.jpg

ゴーロを過ぎるとやっと樹林帯に。ここからの道が本当にしんどかった。雰囲気が暗いし、道が荒れている。たまにあるハシゴ場、膝が反対側に曲がってしまいそうなくらい疲れていたので、慎重に下る。こんな道を下山に選んだのは誰だっ!責任者出て来いと怒りはフツフツだったが、責任者は誰でもない僕だった。

                    RIMG1960.jpg


12:40 広河原登山口

20分歩いては休み、やっと登山口に出た。下山口にたどり着いて、こんなに嬉しかったことは無い。バス停までテクテク歩いて、夜叉神までバスで戻り、温泉に浸かって帰った。今日の朝は、あんなに清々しい気持ちだったのに、、、もっと体力をつけようと固く誓った一日だった。

 


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コメント 4

なる母

こんばんは
素晴らしい写真です。
真夏の高い山は天気が良いと暑さでやられるよね。
両方具合よくはいきませんです。
北岳はね、イクオは、小学校1年生の時、泣きながらのぼったの。
そんで山の印象悪くなってしまったみたい。
鳳凰から見る北岳は立派ですよね。

それにしても忙しいのでしょうか、もっと早くアップしてくださいな。
by なる母 (2008-06-18 22:27) 

hiko

>なる母さま、

ご無沙汰しております。
いよいよ夏なので、山本番になりそうですが、しばらくは雨が
続きそうですね。

そうなんです。ついつい不精が出てしまい、ちょくちょく山には行って
いるんですが、アップが、かなり遅れてしまっています。溜まっている
分をこれからアップしていきますので、また覗いて下さいね。

来週郁邸に、みんなで遊びに行きます!今からかなり楽しみです。
では、また。

by hiko (2008-06-22 23:47) 

いっぷく

鳳凰三山には学生時代に登ったので懐かしく拝見しました。
本格的な山登りの部活ではなく同好会というような組織でしたが50人ぐらいの集団でした。
カメラなど持たずに登ったので薬師岳山三頂などの写真を見て
記憶がよみがえりました。北岳には登りませんでしたが北岳がよく見える尾根から北岳を眺めました。いいですね、山登り。
by いっぷく (2009-08-01 16:01) 

hiko

いっぷくさま、

鳳凰三山なかなか景色に変化があって楽しい道ですよね。
南アルプスは水場が豊富なところが多いので、僕も
とても好きなエリアです。

山登りはなんだか自分が小さい事を再確認出来るとこが
良いなぁと僕は思います。


by hiko (2009-08-04 03:20) 

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