4日目:利尻・礼文・サロベツ 登山&自転車キャンプツーリング [自転車:日本]
<4日目・2006/7/4>
緑ヶ丘キャンプ場→(バス)→スコトン岬→(礼文島8時間コース)→緑ヶ丘キャンプ場
8時間コース、ネーミングセンスは?だが、僕にとって礼文島の8時間トレッキングコースは憧れだった。
7:10 スコトン岬
礼文の花と景色を眺めながら歩く。5年前に礼文に来たときは、時間がなく桃岩荘に一泊しただけで、歩くことはできなかった。長時間自然の中を歩くことにとても魅力を感じる僕は、旅行前から楽しみでたまらなかった。
朝イチのバスで、キャンプ場近くの香深井からバスに乗り、スターと地点のスコトン岬に向かう。途中、バスの運転手さんがアザラシの見えるところで止まってくれたりしながら、バスはゆっくり進む。
スコトン岬から見える島はトドのいるトド島で無人島だそう。今日も快晴で気持ち良いスタート。今日の行呈は、25km!なかなかの長丁場だ。
8:45 ゴロタ岬
車道を少し歩いてトレッキングコースに入る。バスはほぼ満員だったので、トレッキングコースも賑わって、思い思いのペースでみんな歩いている。
最初にゴロタ山という岬の辺りから、オレンジ、白、紫の花で一杯だった。 エゾカンゾウ、チシマフウロ、ヨツバシオガマなどなど、フェリーの中でかった「礼文 花の島 花の道」(北海道新聞社)で、花の名前を調べながら歩く。この本は、たくさんの花のほか、トレッキングコースが詳しく紹介されていて、とても便利だった。
10:00 澄海岬
このコースは、山道、集落、海岸、車道となんどもいろんな道を行き来するので、変化があって楽しい。とにかく、花が咲き誇っていて、一番良い季節にきたなぁーとかなり満足。
右手に海岸を眺めながら、再び浜辺の車道を歩き、鉄府の集落を超えると再びトレッキングコースに入る。岬を登って超えると、そこが澄海岬(すかいみさき)だった。「澄んだ海」で「空」と読ませる、その心は?なんて話をしながら、ここで大福休憩。北海道のセイコーマートはどこでも、なぜか大福が売っていて行動食にはぴったりだった。ここは車でも、簡単にこれるので観光バスの人たちも、結構来ていた。売店もトイレもある。
11:30 稜線で昼食
ここからは、山道にはいって、しばらく車道との接点がないため、ガクッと人が減る。少し登ってしばらくは稜線歩きだ。風がちょっと強くなってくると7月の北海道は、肌寒い。海が見える道、森の中の道を歩いたり、この辺りはちょっとした山登り気分だった。でも道はきちんと整備されていて、とても歩きやすいので、スニーカーで全く問題ない。
森の中は、花が少なめだったが、海が見えてくるとまた花が増えだした。とにかくこのトレッキングコースは花が多い。礼文は厳冬期の最低気温が-15度くらいで、この寒さが南方の植物の侵入を防いでいるとのこと。
13:00 砂すべり付近
しばらく歩いた山道からまた、海岸線に降りる。降りるところで少し、砂すべりと呼ばれるガレ場がありコケないように、ゆっくり下る。
相変わらず、花は咲き誇っている。
海岸線に下りると、岩っぽい海岸線を歩く。あまり道標もなく、ただの岩の海岸なので、こっちでよいの?という気もしたが、海の反対側は絶壁で道もないので、このまま進む。天気が荒れて、波が高くなるとここは歩けないだろう。
13:45 宇遠内
海岸線をずっと進むと宇遠内。売店や電話があり、ここから南は海沿いの道がないため、船タクシーを頼んで、元地まで行くこともできるみたいだ。ベンチでちょっと休憩して、最後の峠を越えれば、あとは下るのみで、僕らのテント場に着く。最後はヘトヘトになりながら、15:30くらいに緑ヶ丘キャンプ場に着いた。
ちょっと休んでから、自転車で、香深の銭湯に行った。そしたら無性にビールが飲みたくなり、まだ明るいが居酒屋でビールとほっけのチャンチャン焼きを食べた。極楽気分で、また海風に吹かれながらキャンプ場に戻って、またビールを飲んで寝た。明日は、礼文岳に登ったあと、稚内に渡り、サロベツ原野を自転車で走る。
こんにちは
唐松岳~鹿島槍ヶ岳の記事を見ようと思いましたが残念ながらまだUPしていませんでしたので利尻、礼文を思い出しながら読みました。
利尻岳は同じコースで下りでバテました、タクシー相乗りしました。
礼文は逆コースを歩きました。最後のゴロタ岬ののぼりでバテました。
by 山子路爺 (2009-09-22 11:16)
>山子路爺さま、
唐松~鹿島槍はブログ始める前に行ったので、ほったらかしに
なってます。。。いつかはUpしたいのですが。
利尻や礼文は山から海が見えるのが不思議な感じです。利尻の下りは暑さにやられますよね。1週間、自転車でキャンプしながら回ったのでとても印象に残ってます。
by hiko (2009-09-23 04:36)