2006/11/24:蓼科山(2530m) [登山・ウォーキング:日本]
もう、山は冬支度。飛び石連休の金曜日を休んで、蓼科へ行った。木曜日は、あまり天気もよくなかったので、安曇野の「ちひろ美術館」に行った。岩崎ちひろさんの描く子供の絵は、これまで馴染みはあったが、改めて見てみると、どこか物悲しくとても心惹かれる絵だった。 ちひろ美術館
安曇野からは、すっかり雪を被った北アルプスが見えて、鹿島槍は、とても神々しかった。
そして金曜日、蓼科山に登った。
<コース>
女神茶屋→蓼科山山頂→女神茶屋
9:00女神茶屋登山口
先週行った太郎山(日光)では、たいして雪がなくて、買ったばかりのアイゼンは使えなかった。雪山は全くの初心者ながら、机上で雪山入門本は結構読んで、アイゼンで歩いてみたい!とウズウズしていて、よし今回は!と蓼科山へ挑戦。前に八ヶ岳に登ったとき、ちょっと先に丸いなだらかそうな山容が印象的だった。
登山口で車を降りると、ピリッと冷たい風。しっかり着込んで出発した。
9:40急登
このコースは2箇所ほど平坦な道が続く所があるが、基本的には急登の連続。最初は30分ほど、笹原を歩くが、終わると急登が始まる。急は急だけど、雪はあまりなく、青空が最高に気持ちいい。
ゆっくり、ゆっくり登っていくと後ろに絶景が広がってくる。今日は本当の快晴で、八ヶ岳、南アルプスの甲斐駒、仙丈と夏に登った山々がすっかり雪を被った姿が見えてきた。
11:10岩陵地帯
ところどころ道は凍っているところがあるものの、今日は風もそれほどなくとても歩きやすい。特にアイゼンを装着する必要もなかった。諏訪富士と呼ばれている通り、蓼科山はとてもなだらかな山容をしているが、山頂付近まで来ると岩でゴツゴツし始めた。このあたりまで来ると、北アルプスもくっきりと見える。
11:30山頂付近
岩ゾーンを山頂まで歩いていると今日初めて人とすれ違った。単独の男性で、「ここを回り込むと北風がすごいよ。」と教えてくれた。確かにちょっとずつ風が強くなってきている気がする。更に進み、蓼科山頂ヒュッテが見えてくると、風は更に強くなり、フリースでは耐え切れなくなり、ゴアのアウター(といっても雨具)を着込んだ。相棒も寒そうだったが、特にアウターは着ない。何故かと聞くと面倒くさいとのこと。寒けりゃ着ればよいのになー。
山頂は平らでだだっ広くなっており、雪も結構積もっていた。景色は北に浅間山、西には北アルプス、中央アルプス、南に南アルプス、八ヶ岳、東には秩父と360度遮るもののない眺望で文句なし!来て良かった!ただ風が強くて猛烈に寒い!方位盤の上に上がると飛ばされそうになった。ネックウォーマーをこの間買った自分に感謝する。
今年は既に営業を終了している蓼科山頂ヒュッテの影でパンを齧っていると、一組の夫婦と単独の男性が登ってきた。今日出会ったのは合計で4人、この時期の山はどこも静寂に包まれている。
14:00女神茶屋登山口
パンを食べてコーヒーを飲んで一心地ついたら、来た道を一路下山。途中からは山頂の風が嘘だったかのように、ポカポカしてハイキング日和だった。直登コースだけにサクサク下山し、のぼりに3時間弱かかったところを1時間半くらいで下山した。
またもや、アイゼンの練習はお預けだったが、眺望は最高だった。帰りに霧が峰方向に車で走ると富士山もでっかく見えた。このあたりは、夏の高山植物の時期も良いが、初冬の今の時期も空気が澄んでいるおかげで、遠くまでまるっとお見通しで、良いなぁと思った。
初めまして、リックルと申します。
蓼科山は聞いた話だと「石だらけ」というのは本当だと思いました。
もう雪もありかなり寒かったのではないでしょうか?
私の旦那が小学校の時に蓼科山を登ったけどもう絶対登りたくないと
言っていました。(険しいとか)
でも写真とても綺麗ですね♪
by (2006-11-27 13:11)